庄内地方、2泊3日のひとり旅。あつみ温泉の「かしわや旅館」に宿泊し、酒田市にある「土門拳写真美術館」、「本間美術館」、「山居倉庫」をまわりました。
海を見たくなったので、湯野浜海水浴場に寄ってから湯田川温泉へ。

今回は湯田川温泉の「九兵衛別館 珠玉や(たまや)」に宿泊しました。全8室のお宿。夕朝食付きで1泊3万円ほど。私にとって、年度始めの忙しさを乗り切ったご褒美宿です。
館内の3つのお風呂は全て貸切で利用できました。土曜泊で満室でしたが、私が行ったときはほとんど待たずに入れました(夜の展望風呂だけ、時間をおいて再度入りに行きました)。
近くの「九兵衛旅館」と「ますや旅館」のお風呂にも入れるので、合計9つのお風呂を巡ることができます。全部は巡れなかったけど、「九兵衛旅館」の有名な金魚風呂を独泉できたのはめっちゃ良かった(^-^)
お部屋は清潔、食事も一品一品が丁寧に作られていてオリジナリティがあって美味しい。申し分なく快適な滞在となりました。
九兵衛別館 珠玉やへ

高級感のある門構え。

石畳のアプローチを通り、中へ。

石の水鉢に華やかな白い花(トルコキキョウかな)が飾られていました。

玄関はこんな感じ。湯巡り用に、草履のほか雨靴も用意されていました。

上がってスリッパを履き、奥へ。受付の女性に明るく出迎えていただきました。

こちらに座ってチェックイン。チェックインは14時から、チェックアウトは11時まで。長く滞在できて嬉しい。

館内着(湯巡りもこれで)は作務衣で、動きやすくてありがたい。ひととおり説明を聞いた後、エレベーターでお部屋へ。

フリードリンクのホットコーヒーもありました。
九兵衛別館 珠玉や お部屋 ~暖かみを感じる空間~

宿泊したのは、4階の「ぼたん」。


8畳のお部屋。落ち着きます。

庄内の若くさ餅。しっかりとよもぎの香りがして美味しい。

棚の中はこんな感じ。足袋ソックスに、お風呂に行くときに使うかごバックもありました。湯巡りに便利。

作務衣はやわらかい素材で、気持ち良く着れました。

和の明かりやベージュの布団、カーペットの色など、暖かみを感じる空間。洗面台の前のスペースが広くて良かった。


洗面台とトイレはこんな感じ。


お茶セットやグラス、冷蔵庫もこちらに。冷蔵庫にペットボトルの水が入っていました。
九兵衛別館 珠玉や お風呂 ~鳥海山をのぞむ展望風呂など~
「九兵衛別館 珠玉や」の3つのお風呂。全て貸切で入ります。表裏に「空いてます」、「入浴中」と書かれたプレートがあって、入るときは「入浴中」を表にします。出るときは逆に。
5階 まんてん
5階に、展望風呂「まんてん」があります。



遠くに見える山は、鳥海山。標高2,236メートル。雪がしっかり残っているのも見えます。
1階 あさつゆ
1階に、お風呂が2つあります。「あさつゆ」は、小さい方。




肌触りがやわらかいお湯で、温度も熱すぎずぬるすぎず、ちょうど良かった。湯上がりは肌しっとり。
1階 ゆうぎり
「ゆうぎり」が大きい方。



6人位はゆったり入れるお風呂。ここにひとりで入るのは贅沢な気分になりました。
温泉データ♨️
- 泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉
- pH値 8.7
- 泉温 42.2℃
- 源泉かけ流し、加水なし、加温あり、消毒あり(深夜)
九兵衛別館 珠玉や 食事 ~孟宗など、庄内の食材を生かした料理~
夕食も朝食も、2階「ごっつぉ処 たんと」で。

ひとり旅だと周囲の目が気になるほうですが、ここは半個室なので気にせず食事を楽しめました。私のほかに、ひとりの方が何人かいて、勝手に親近感。
夕食


今回は、牛もも肉のしゃぶしゃぶ付きコースにしました。

そら豆の和風ムース。こちらの名物だそう。とろっとしてクリーミーなムース。すごく美味。味は茶碗蒸しにちょっと似てるかな。

地野菜の出汁ジュレ、梅しそ長芋巻き、チーズ豆腐、酒田沖船凍イカの塩辛。チーズ豆腐はレアチーズケーキを、甘くせずかなりクリーミーにした感じ。チーズの香りが絶妙。

ひらめに、由良産本まぐろのお造り。かぶが器のようになってて。お造りは厚く切ってあって、ひと口ごとに大満足(^-^)

山形牛もも肉のしゃぶしゃぶ♪適度にサシが入ってやわらかい!食べやすい。

真フグの唐揚げ…ってズッキーニとかの後ろに隠れてた(^-^;身の締まった白身。

もちろん、お酒を飲みながら。さまざまな地酒から名前を気に入り、酒田酒造の「上喜元(じょうきげん) 純米大吟醸」を選択。甘くてすっきりして飲みやすい。飲み比べセットはないそう。

むきそば万十 銀あんかけ。そばの実をむいてゆでたものを、むきそば、というらしい。
上品で優しい味のあんのかかった、もちもちしたむきそばが美味でした。

孟宗(もうそう)ご飯に、孟宗汁(もうそうじる)。孟宗ってなに?と思って調べたら、孟宗竹のことで。
このたけのこ、庄内が名産地なんですね。えぐみが少なく、独特の甘みがあるそう。確かに食べやすかった。
孟宗、厚揚げ、椎茸の入った孟宗汁は、庄内の郷土料理だそう。味噌と酒粕で仕立ててあり、コクがあって美味しかった!

最後にデザート。苺ミルクプリンに、きなこ黒蜜アイス。アイスにのってるのは庄内麩のフィユタージュ。フィユタージュって、フランス発祥のパイ生地のことらしい。サクサク。
苺ミルクプリン、中に苺の果肉がごろごろ入ってて驚き。もちろん美味(^-^)
地元の素材を生かした、オリジナリティのあるコースで、どれもとっても美味しかった!
朝食

朝食も品数豊富。自家製黒ごまドレッシングのサラダに、長芋煮、郷土料理の塩納豆など。
塩納豆というのは、納豆に米麹や塩、昆布を混ぜて熟成させたものだそう。独特な甘みがあり、まろやか。

毎朝豆乳から作る、手作り豆腐。なめらかで美味しい。

焼き物は銀だら。身がふわふわして美味。ご飯がすすむ~

「つや姫」のご飯とお味噌汁。毎日食べたい。

デザートはヨーグルトブランマンジェと、宇治抹茶アイス。
ヨーグルトブランマンジェの中は、ミルクプリンが入ってて、酸味と甘みが合わさって美味しかった!宇治抹茶アイスは苦味がしっかりあって、口の中が落ち着く感じ。
朝食も、全て美味しくて感動。ごちそうさまでした。
食事処の入口にコーヒーメーカーが置かれていて、自由にコーヒーをもらうことができました。
九兵衛旅館、ますや旅館で湯巡りしたところ
「九兵衛別館 珠玉や」の宿泊者は、「九兵衛旅館」と「ますや旅館」のお風呂にも入れます(合計9つのお風呂)。どちらも珠玉やから歩いてすぐ。
「九兵衛旅館」にある川の湯、山の湯、貸切風呂と、「ますや旅館」にある古代檜の湯、梅の湯、竹の湯から、実際に湯巡りしたところをご紹介。
九兵衛旅館 川の湯 ~大きな金魚の水槽がある内湯~



九兵衛旅館もすっごいお洒落。受付の方にどうぞ~と声をかけていただき、中へ。

川の湯と山の湯は男女入れ替え制。女性は、14時から19時40分まで川の湯に、20時から翌日10時まで山の湯に入れます。

私が行ったとき(15時半頃)は、先に入っていた方が出た後、しばらく独泉。

これー!!いろんなサイトやブログで見た金魚風呂!実際に見ることができてめっちゃ嬉しい(^-^)白いタイルの、丸みをおびた浴槽も素敵。


金魚達が元気に泳ぐ様子を見ながらゆっくりお湯に浸かれました。

ロビーに戻ってから見た庭も素敵でした。
ますや旅館の3つのお風呂(全て貸切)
金魚風呂を楽しんだ後、「ますや旅館」へ。


こちらも和モダンなお洒落空間。

階段の途中に孟宗の飾りがあったり。
古代檜の湯

2階の古代檜の湯。

浴槽の床がすべりやすいので注意ですが、檜のやわらかさを感じられる、居心地の良いお風呂でした。
梅の湯・竹の湯

1階に梅の湯と竹の湯があります。

どちらも空いていたので、少しずつ入らせてもらいました。

こちらが梅の湯で、

こちらが竹の湯。どちらもお風呂の名前を思わせるタイルがはられてあって、可愛かったです。

近くに飲泉所もありました。ほのかな塩気を感じるまろやかなお湯。
「九兵衛旅館」の山の湯(露天風呂あり)と貸切風呂は、時間の都合と、部屋でゆっくりしたい私の願望とで、今回は行きませんでした(^-^;また今度!
まとめ
今回は、山形県鶴岡市、湯田川温泉にある「九兵衛別館 珠玉や」にひとり泊しました。ポイントは…
- 館内にある3つのお風呂は、全て貸切で利用。鳥海山をのぞむ「まんてん」や、広々とした「ゆうぎり」など。土曜泊で満室だったが、お風呂を選ばなければ待たずに利用できた。
- 近くの「九兵衛旅館」、「ますや旅館」のお風呂にも入れる(合計9つのお風呂に入れる)。「九兵衛旅館」の川の湯(金魚風呂)は必見。
- 食事は半個室の食事処で。ひとりでも気にせず過ごせた。庄内の郷土料理を取り入れた、オリジナリティがあって美味しいコース。
といったところ。他にも配慮が行き届いていて、泊まれて良かった。お世話になりました。
(宿泊:2026年6月)
湯田川温泉の守り神、由豆佐売(ゆずさめ)神社
朝の散歩がてら、すぐ近くの由豆佐売(ゆずさめ)神社へ。650年創建と伝わる神社です。映画「たそがれ清兵衛」のロケ地にもなりました。
由豆佐売というのは、湯が涌き出る沢を守る女神のことだそう。


鳥居をくぐると、すっと空気が変わる感じがしました。


高さ約37メートルの、乳イチョウ。妊婦や授乳中の女性の信仰を集めた大木。

手水舎には可愛い苔玉たちが並んでいました(^-^)

ありがとうございました。また来ます。

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